研究チーム

研究代表者

吉川 信行　横浜国立大学　大学院工学研究院　教授

研究分担者

山梨 裕希　横浜国立大学　大学院工学研究院　准教授

藤巻 朗    名古屋大学　工学研究院　教授

日高 睦夫　独立行政法人産業技術総合研究所　ナノエレクトロニクス研究部門　上級主任研究員

研究計画

 研究は世界屈指の実績を有する横浜国大、名古屋大、産業技術総合研究所(AIST)が有機的に協力して実施する。研究の核であるAQFP回路については、横浜国大がH28までに大規模回路の実現を念頭に論理ゲートの基本特性を明らかにし、セルライブラリを完成させる。また、H29までに各種演算回路の高速動作を実証する。名古屋大は、まず低温動作に適した磁性膜を作製し、H28までに1ビットの断熱型メモリセル動作を原理実証し、H29までに16ビットメモリを評価する。AISTは３次元集積回路プロセスをH29までに実現し、２接合層集積回路の動作実証を行う。最終年度ではこれら全技術を結集して３次元AQFPプロセッサの高速動作実証を行う。これらの結果を総合して、AQFP回路の様々な分野への適用可能性を検討し、学術的、工学的意義を深める。